参考書と問題集が違うのは直ぐにわかると思います。
しかし、問題集もその中身によって大きく二つに分けられます。つまりその2種類は狙いが違うのです。
難易度 ではありません
厚み でもありません
もちろん、値段 じゃないですよ
それは、
土台の力を【育む】ためのものなのか
入試問題を【解く】ためのものなのか です。
入試で正答するためには、入試問題が解けるようにならなければいけません(当然ですね)。
だから、入試問題に似た問題(あるいは過去問そのもの)を繰り返しやれば大丈夫 と思っている方は、ちょっと自分の力を確認しましょう。
すでに土台の力がついている方は、気にせずどんどんと入試問題を解きましょう。
しかし、土台の力がついていないのに入試問題を解いている人は、要注意です。「わかる」ことはできても、「入試で解ける(できる)」ようにはならないからです。
難しい問題に挑戦して、解説を読んで「わかった」ことで満足していませんか?
「わかる」と「できる」の間には大きな差があるのです。この差を埋めなければ合格は勝ち取れません。
私はその土台の力を"カード"と呼んでいます。(語彙力をつけるのもカードを増やす行為です)。
土台用問題集で解くための"カード"を増やしましょう。
入試用問題集で"カードを組み合わせて正答する"力をつけましょう。
(実は、勉強をすすめていくと、「カードを積み重ねて正答したこと」そのものが新しいカードになって、さらにハイレベルな問題を解くために使えるようになります)
入試問題集は必須です。必ずやりましょう。
でも
土台をつける問題集を粗末にあつかってはいけません。
(ただし、主に暗記系教科の場合、土台をつける問題集の代わりにノートをまとめる(知識を増やす)こともできます)