ちょいネタです
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本日の授業中、
生徒があるミスをしていました。
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a=b-3の条件式を使った問題で、
a-b=3
として計算をすすめていました。(正しくは、a-b=-3です)
私が
「そこは3じゃなくて"-3"でしょ」と指摘すると
その生徒は、
さらっとその3を"-3"に書き直しました。
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このとき、私は生徒の「目線」を確認しておりましたので、
すぐさま
「こら!」
と叱りました
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なぜ叱ったのか、
それは、
その生徒が"a-b=3"の式を見ただけで、
つまり
元の条件式である、a=b-3を見ることなく(そこに視線を向けることなく)
"-3"と書き直したからです。
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自分がなぜ間違えたのかを理解することなく、
先生に(あるいは解答書に)指摘されたからと間違いを直していては
決して学力はつきません。
件の生徒は、まさに「指摘されたから直した」だけでした
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サッカーの指導では(他のスポーツでもそうでしょうが)、
選手が何を見て判断しているのかを、指導者が掴んでおく必要があります。
そのためには、「あるプレーをする前にその選手が何を見ているのか」を指導者が見ておく必要があるのです。
なんだか偉そうな書き方ですが、
ちょっとサッカーの指導をかじった人なら常識です。
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面白いのが、そのことと今回の個別指導(学習指導)とが完全にリンクしたことです
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生徒が何を見ながら(=どう考えながら)問題と向き合っているのか、
選手が何を見ながら(=どう考えながら)次のプレーを選択しているのか、
どちらも対象(生徒であり、選手であり)を観察することが必要。
そんなスキルを思い出したチョイネタでした
補足)
あるいは、
「そこは3じゃないと思うよ」と声かけすると
生徒は自然と元の条件式、a=b-3を確認(目で見る)するものです。