授業方法の一例ですが、今日はこんな感じでした。ちょっとご紹介。

問題はよくあるタイプ

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「次の文章を読んで、後の問に答えよ」

「問 次の1~5の文について、本文の内容にあっていれば○を、違っていれば×を書きなさい」

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ほんと、よくあるタイプ

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1.○ 2.○ 3.× 4.× 5.○

なんて、生徒たちは解答しますよね。

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さて、もしも先生なら、この後どう授業しますか?

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「1.正解 2.間違い ...... 」

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なんて授業してしまったらアウト!

生徒たちの「読み取る力」を伸ばすことはできません。

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そらそうですよね。2択なんですから(○か×)、各設問ごとに正誤を言ってしまっては、考えることなく正解がわかってしまいます。

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繰り返します

【考えることなく正解がわかってしまう】んです。

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これは絶対に避けなくてはいけないことです。

国語は「なんとなく」解くことができる科目ではありますが、

「なんとなく」だけでは勉強になりません。

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こんな時は

「●●君、ブー。どこか違ってる」

どの選択肢が間違っているかは指摘しないのです

こうすることで

ちゃんと考えて答え直させることができます。

(ま、ちょっと考えれば当たり前のやり方ですね。

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さて、

ここからが本題。

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必ず「何で×なの(=本文とは違うの?」と問いかけます。

ここができていなければ、結局は「なんとなく」の領域から抜け出せません。

必ず本文中に「根拠」があるのです。

それを「読み解く」のです。

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短い文でも、誤答させる(=判断根拠を読み取っているか確認できる)もんです。

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例えば、

  ▼▼さんは怒っていたので~~した。

という選択肢があれば、

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 > ▼▼さんは「怒っていた」のか?(感情・行動)

 > ~~したのは▼▼さんなのか?(動作主体)

 > 怒っていた「から」~~したのか?(因果関係)

と、短い中でも3つぐらいはチェックすることがあるものです。

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長文になってしまいましたので

紹介はここまで。

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授業についての注意点は他にもいくらでもありますが、

要は【考えることなく正解がわかってしまう】という状況を作らないことですね。

国語であっても

いや

国語だからこそ!!

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