MSN産経ニュースの記事です
「名より実」の進学校選び 東大けって私大入学も
(https://sankei.jp.msn.com/life/education/090803/edc0908031012006-n1.htm)
また、進学大学(合格校ではありません)を高校別にまとめてランキングにしたものも、あわせて掲載されてます。 (難関10国立大学への進学ランキング)
※ここでの難関10国立大とは、東大、京大、北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大の旧7帝大と、東京工業大、一橋大、神戸大をあわせた10校のことです。また、開成、海城、札幌南などの高校は、未集計あるいは非回答のためデータには含まれていません。
さて、記事にもあるとおり、私立大学とは違い、国公立大学は複数校合格後に自分の進学先をきめることができません。よって、実質的には専願受験になります。ですから、合格者数=進学者数 になりそうなものですが、実は京大や東大でも99.5(99.6)%の進学率となっており、100%ではありません。つまり、合格したけれども進学しなかった生徒が何名かいる、というこうとです。これがタイトルの「東大けって~」の意味なのです。
これは驚くことではありません。
集計が大学別なので、当然学部まで考慮していないからです。
典型的な例が、記事にあるような「医学部」です。
医者になってもみたいから私大医学部を受験し、合格。しかし一方で、難関大学の医学部以外の学部に合格。 さて、どうしよう?
行きたい学部ではないが有名大 =名前
興味がある学部だが、入学学力ランクでは少しおちる。
また、別のケースでは地理的な問題との兼ね合いもあります。
周りから見れば、なんでそんな受験の仕方をするのか?と思われがちですが、現場で生徒をみていると彼ら彼女らの苦悩もわかります。全ての受験生が自分の興味がある学部(学科)を決めきっているわけではなく、また保護者からの情報も受験生をより悩ませたりもします。
進路選びは難しい
しかし、必ず自分で決断(判断ではありません)しましょう。
記事の例ように、迷ったりしても、傍からみて不思議に思われても構いませんから。