今日から京大即応講座の第2部、物理・化学編が始まりました。
出題形式が独特で、問題文を読みながらその現象をしっかりと把握する力が要求されます。
合格するための力をつけるには、基本的なことを【しっかり】理解しつかいこなせることが重要で、やみくもに問題を解くだけでは遠回り、なかなか合格力をつけることは難しいでしょう。
さて、本日の授業から、ひとネタ抜粋してみます。
「衝突について。 e=1ならば運動エネルギーは保存されます。これは知ってますよね。
では、このことを式で説明しましょう。」
という問いかけをしてみました。
京大志望の理系受験生ならできるはず。(できるかな?)
衝突前と衝突後の運動エネルギーの差を、はねかえり係数の式と運動量保存の式を使って変形すれば、(1-e^2)が式中にでてきます。( ^2は2乗を表す )
これでわかりますよね。
ちなみにこの問いかけで伝えたかったことは、 物理は式で表せるんだよ ということです。
さらに大事な事は、知識の一歩手前にある「なんで?」の部分について興味を持つことが重要です。
全ての理由を知る必要はありませんが(だいたい、高校物理の範囲だけでは全ての理由を理解する事はできません)、ちょっと掘り下げようとする姿勢が「基本的なことを【しっかり】理解する」ときに、とってもいい武器になってくれるのです。